「古本屋の殴り書き(書評と雑文)」のTwitterでの注目ページ

東京電力の暗部/『東京電力 暗黒の帝国』恩田勝亘 - 古本屋の殴り書き(書評と雑文) d.hatena.ne.jp/sessendo

書評:ノンフィクション  本日より、カテゴリーを変更することにした。理由は、記事が多過ぎて自分でもワケがわからなくなってきたためだ。どんな本を読んで、何を書いたかすら思い出せなくなりつつある。ま、四十半ばを過ぎれば認知レベルが上がることは考えにくいので、転ばぬ先の杖ってやつだ。  私は仕事柄(古本屋は副業である)、東京電力へ行く機会が多い。窓口やカスタマーを除けば、確かに有能な人間は多い。だが所詮はサラリーマンである。与えられた仕事をそつなくこなし、首までどっぷりと官僚主義に浸(つ)かっているようなタイプ

d.hatena.ne.jp/sessendo/20090806/p1

社会   原発まとめ

原爆資料館を訪れたチェ・ゲバラ/『チェ・ゲバラ伝』三好徹 - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

原爆資料館を訪れたチェ・ゲバラ/『チェ・ゲバラ伝』三好徹書評:自伝・評伝 1959年、ゲバラは親善大使として来日した。12日間の日程に広島訪問は含まれていなかった。なぜか? 1959年革命の成功からわずか半年後の7月、ゲバラは使節団の団長として日本を訪れた。このときゲバラは広島訪問に強くこだわった。日本を訪れたキューバの使節団は6名。団長はゲバラ。使節団は日本各地の産業を見学しキューバの特産品である砂糖の貿易交渉もした。広島行きはゲバラの強い希望だった。しかし、日本政府はこれを許さなかった。 そのときの副

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「冬の詩」/『高村光太郎詩集』 - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

「冬の詩」/『高村光太郎詩集』書評:詩歌 雲取山の山頂付近に雪が見え始めた。丹沢も雪化粧を始めた。冬は嫌いだが、雪は大好きだ。上京してからというもの、雪が舞うと胸が踊る。降る雪と私の瞳の間に故郷(ふるさと)の北海道が立ち現れるのだ。天からの贈り物が、私の奥深くにある感情を刺激してやまない。 冬はありとあらゆる虚飾を剥(は)ぎ取る。怠惰な人間を家に閉じ込め、仮面を粉砕し、厚化粧に鉄槌を加える。冬は、生命(いのち)の力を試す。冬の詩 一 冬だ、冬だ、何処もかも冬だ 見わたすかぎり冬だ 再び僕に会ひに来た硬骨な

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スーザン・ソンタグの遺言/『良心の領界』スーザン・ソンタグ - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

スーザン・ソンタグの遺言/『良心の領界』スーザン・ソンタグ書評:思想・哲学, クリシュナムルティ スーザン・ソンタグの名前は知っていた。初めて顔を見た時は「インディアンの血が混じっているのか?」と思った。 高橋源一郎は授業でこのテキストを紹介した後で、「窓の外を見てください。風景が変わって見えませんか?」と語った。自分の内側に向かって強烈な力が働く。魂の核、心の芯といったものが意識させられる。スーザン・ソンタグは掘削機だ。固定概念という大地に鉄の爪を立てる。 彼女はこの序文を書いた10ヶ月後に亡くなった─

d.hatena.ne.jp/sessendo/20100428/p5

気づき(アウェアネス)に関する考察 - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

気づき(アウェアネス)に関する考察動画, 覚え書き, クリシュナムルティ, 仏教 東日本大震災の危機的状況を通して「気づき」(アウェアネス)について考察する。【3月11日の地震後の津波】 津波が来ることを知りながら「やばい」を連発している。パソコンやゲームの心配をしているうちに道路が浸水。この時点で避難することを決めたが、家の窓を閉めたことで時間が奪われてゆく。声が引っくり返って半べそ状態。撮影者はその後、流れてきた船に飛び乗り、民宿の屋上へ避難できたとのこと。我々は危機的状況を自覚するのに信じられないほ

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  東日本大震災関連まとめ

交通事故死者:世界で年間約130万人…WHO対策強化へ - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

交通事故死者:世界で年間約130万人…WHO対策強化へニュース 世界保健機関(WHO)は5日、世界の交通事故による死者が過去数年にわたり年間約130万人で推移しており、対策を取らなければ2020年までに190万人に達するとの統計を発表した。 スピードの出しすぎ、飲酒運転などにより車やバイクが通行人を巻き込むケースが46%に上り、WHOは今後10年かけて加盟国に交通取り締まりの強化などを求めるキャンペーンを行っていく。 地域別ではアフリカや中東で、08年の人口10万人当たりの交通事故死亡者がいずれも32.2

d.hatena.ne.jp/sessendo/20110510/p12

社会

究極のペシミスト・鹿野武一/『石原吉郎詩文集』〜「ペシミストの勇気について」 - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

究極のペシミスト・鹿野武一/『石原吉郎詩文集』〜「ペシミストの勇気について」書評:文学, 生と死 石原吉郎〈いしはら・よしろう、1915-1977〉の詩・散文・日記が収録されている。岡真理著『アラブ、祈りとしての文学』(みすず書房、2008年)で「望郷と海」が紹介されていて、そこから辿り着いた一冊。 シベリア抑留版『夜と霧』(V・E・フランクル)、あるいは『溺れるものと救われるもの』(プリーモ・レーヴィ)といっていいだろう。極限状況からの生還者は、生還後の思索によって再び極限状況を生きることになる。彼等に

d.hatena.ne.jp/sessendo/20090730/p1

マザー・テレサ、神の存在への疑念を手紙に記す - 古本屋のつぶやき d.hatena.ne.jp/sessendo

マザー・テレサ、神の存在への疑念を手紙に記すニュース, キリスト教 カトリック教会の「聖人」に限りなく近いとされるマザー・テレサ(Mother Teresa)がしたためた私的な手紙が、近日出版される書籍の文中で公表される。この中でマザー・テレサは、自身の信仰の危機、および神の存在への疑念に悩まされていたことが明らかになった。 数ある手紙の中の一通は、1979年に親友のMichael Van Der Peet牧師にあてたもので、文中には、「あなたはイエスの愛を受けている。わたしはといえば、むなしさと沈黙にさ

d.hatena.ne.jp/sessendo/20081230/p2

信用創造のカラクリ - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

信用創造のカラクリコラム, 書評:投資, 動画 我々の社会における「信用」とは何であろうか? 本来であれば人柄が織りなす言葉や行動に対して向けられるべきものだが、実際は違っている。資本主義社会における信用とは、「どれだけのお金を借りることができるか」という一点に収斂(しゅうれん)される。信用=クレジット(credit)。つまり、“与信枠”を意味する。もちろん、ヒエラルキーの構成要素もこれに準じている。 資本とはお金のことだ。で、お金は銀行にある。資本主義経済において銀行は心臓の役目を担っている。続いて銀行

d.hatena.ne.jp/sessendo/20090411/p2

視覚の謎を解く一書/『46年目の光 視力を取り戻した男の奇跡の人生』ロバート・カーソン - 古本屋の殴り書き(ニュースとツイート) d.hatena.ne.jp/sessendo

視覚の謎を解く一書/『46年目の光 視力を取り戻した男の奇跡の人生』ロバート・カーソン書評:自伝・評伝, 書評:障害, 書評:身体, 書評:心理, クリシュナムルティ, 視覚, 仏教, キリスト教, 動画 子供の時分から「目が見えること」が不思議でならなかった。超能力や超常現象よりもはるかに不思議である。「幽霊を見た」ことよりも、まず目が見えることを驚くべきなのだ。 もちろん視覚だけではない。五感のすべてが同じように不思議だ。それは結局、感覚器官を司る脳の不思議であった。ここ数年にわたって脳や視覚に関する

d.hatena.ne.jp/sessendo/20100413/p4

ライフスタイル

『ルワンダ大虐殺 世界で一番悲しい光景を見た青年の手記』レヴェリアン・ルラングァ - 古本屋の殴り書き(書評と雑文) d.hatena.ne.jp/sessendo

『ルワンダ大虐殺 世界で一番悲しい光景を見た青年の手記』レヴェリアン・ルラングァ書評:国際情報, アフリカ, キリスト教, 生と死, 暴力 ルワンダものを読むのは初めてのこと。私の知識は『ホテル・ルワンダ』で得たものしかなかった。『ホテル・ルワンダ』は国連平和維持軍に守られているエリアからの視点であった。一方、レヴェリアン・ルラングァは塀の外の大虐殺を目の前で目撃した。だが、目撃しただけではない。体験させられたのだ。2分とかからぬ間に43人の身内を殺され、彼自身も身体をマチューテ(大鉈)で切り刻まれ、左手

d.hatena.ne.jp/sessendo/20080724/p1

明治以前、日本に「社会」は存在しなかった/『翻訳語成立事情』柳父章 - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

明治以前、日本に「社会」は存在しなかった/『翻訳語成立事情』柳父章書評:言葉 元始の言葉はどんなものであったのだろう。時折、そんなことを思う。叫び、祈り、歌――いずれにせよ、何らかの感動が込められていたに違いない。しかしながら残念なことに、最初の言葉は名詞であったという説が有力だ。ヘレン・ケラーが最初に発した言葉も「ウォーター(水)」だった。「言葉(=名前)」がなければ、それは「存在」しないという考え方がある。例えば、苫米地英人の『夢をかなえる洗脳力』では、外国人が風鈴を知らない様子が描かれている。日本人

d.hatena.ne.jp/sessendo/20081002/p4

社会

『あなたのなかのサル 霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源』フランス・ドゥ・ヴァール - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

『あなたのなかのサル 霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源』フランス・ドゥ・ヴァール書評:人類学「本能」の定義が変わるかも知れない、と思わせる内容。取り上げられているのはチンパンジーとボノボ。同じ類人猿でも全く性格が異なっている。わかりやすく言えば、チンパンジーは暴力的な策略家で、ボノボはスケベな平和主義者。社会構造も違っていて、ボノボはメスが牛耳っている。動物の世界は力の強い者が君臨している。食べる目的以外で殺すのは人間だけ。動物は同種同士で殺すことはない。動物には時間の概念がない。動物は「会話する言

d.hatena.ne.jp/sessendo/20080507/p1

苦楽を分かち合えぬ人間は「わらくず同然」/『妻として母としての幸せ』藤原てい - 古本屋のつぶやき d.hatena.ne.jp/sessendo

苦楽を分かち合えぬ人間は「わらくず同然」/『妻として母としての幸せ』藤原てい書評:エッセイ 講演を編んだもの。これは聴いてみたかった。既に長女の藤原咲子さんが『母への詫び状 新田次郎、藤原ていの娘に生まれて』(山と渓谷社、2005年)で明らかにしているが、ていさんは既に認知症である。藤原正彦(次男)の『祖国とは国語』でも、記憶が薄れゆく姿が描かれていた。 満州からの壮絶な引き上げ体験(『流れる星は生きている』)が、単純明快な哲学となってほとばしっている。 この人生を生きていくうえに、人様の喜びを素直に手を

d.hatena.ne.jp/sessendo/20090106/p1

キティ・ジェノヴェーゼ事件〜傍観者効果/『服従実験とは何だったのか スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産』トーマス・ブラス - 古本屋の殴り書き(ニュースとツイート) d.hatena.ne.jp/sessendo

キティ・ジェノヴェーゼ事件〜傍観者効果/『服従実験とは何だったのか スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産』トーマス・ブラス書評:心理, 書評:自伝・評伝, 暴力 28歳の魅力的な女性キティ・ジェノヴェーゼが1964年に刺殺された。この事件が注目されたのは、38人もの目撃者がいながら、誰一人警察に通報する者がいなかったためだ―― もっと前の1964年には、ミルグラムとポール・ホランダーは、キティ・ジェノヴェーゼ事件についての「解説記事」を『ザ・ネイション』に共同で執筆している。 キティ・ジェノヴェーセ(ママ)

d.hatena.ne.jp/sessendo/20090705/p1

ソフィー・ジェルマン/『フェルマーの最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』サイモン・シン - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

ソフィー・ジェルマン/『フェルマーの最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』サイモン・シン書評:数学 ソフィー・ジェルマン(1776-1831)は女性数学者である。「アルキメデスの最期」を知り、数学を志した―― 当然ながら、ソフィー・ジェルマンを数学に駆りたてたのは、こういったたぐいの女性向けの本ではなかった。彼女の人生を変えたのは、ある日父親の蔵書を拾い読みしていたときにたまたま手に取った、ジャン・エヒエンヌ・モンテュクラの『数学史』だった。モンテュクラの語るアルキメデスの一生が彼女の心

d.hatena.ne.jp/sessendo/20090329/p2

死の瞬間に脳は永遠を体験する/『スピリチュアリズム』苫米地英人 - 古本屋の殴り書き(ニュースとツイート) d.hatena.ne.jp/sessendo

死の瞬間に脳は永遠を体験する/『スピリチュアリズム』苫米地英人書評:心理, 書評:宗教, 生と死, 時間「死んだ後はどうなるのか?」――古(いにしえ)より議論されている大きなテーマである。果たして死後の生命はあるのかないのか。あるとすれば形状が問われ、ないとすれば倫理が崩壊する。 ところが、だ。苫米地英人は「死ぬ瞬間」に着目する。これは斬新な視点だ―― 二つのことを事実として説明すればわかりやすいと思いますが、まずひとつはドーパミンをはじめとするありとあらゆる脳内伝達物質が、脳が壊れるときに大量に放出され

d.hatena.ne.jp/sessendo/20090404/p1

国会議員の4分の1が世襲議員/『洗脳護身術 日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放』苫米地英人 - 古本屋の殴り書き(書評と雑文) d.hatena.ne.jp/sessendo

国会議員の4分の1が世襲議員/『洗脳護身術 日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放』苫米地英人書評:心理 私が読んだ途端、絶版になってしまった。さすが古本屋というべきか。ただし、商魂逞しいベッチー先生なんで「オーディオブックCD」の方はまだある。『洗脳原論』の実践編といった内容で硬質な文章。 洗脳とは、「自由に取捨選択できない価値観」ということが可能だ。淫祠邪教の類いだけだと思ったら大間違い。また、洗脳(ブレイン・ウォッシング)は朝鮮戦争において中国共産党が米兵捕虜に対して行ったことで知られるよ

d.hatena.ne.jp/sessendo/20081118/p1

『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』上杉隆 - 古本屋の殴り書き(書評と雑文) d.hatena.ne.jp/sessendo

『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』上杉隆書評:政治, 書評:ノンフィクション, 物語「人間は物語に生きる動物である」――昨年以来、私はこう考えるに至った。思想とは物語を紡ぎ出す源泉であり、その究極が「宗教」だと思う。 前評判の高かった本書だが、一読して圧倒された。とにかく、「物語を編む力」が凄い。この作品は間違いなく、10年、20年を経ても読み継がれるテキストになるだろう。 安倍政権の失敗は人事に起因した。 案の定、内閣官房関係者は大変な憤りを示していた。旧自治省、旧厚生省など旧内務省系の事務次官経験者が歴

d.hatena.ne.jp/sessendo/20080504/p1

「知識」は手段に過ぎない/『独創は闘いにあり』西澤潤一 - 古本屋の覚え書き d.hatena.ne.jp/sessendo

「知識」は手段に過ぎない/『独創は闘いにあり』西澤潤一書評:エッセイ 西澤潤一は東北大学総長、岩手県立大学学長学長を歴任し、現在は首都大学東京の学長。「光通信の父」であり、「ミスター半導体」とも呼ばれている。発明現場での格闘を綴ったエッセイ。実は私が生れて初めて買った古本で、それだけに思い入れが深い。役所が新発明を認めない件(くだり)が圧巻。 知識の量を自慢したり、上等のことを知っているというので得意になっている人がいるが、そういう人を、人として上等だとは思っていない。 たとえば大学の試験など、教科書、参

d.hatena.ne.jp/sessendo/20090211/p1

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