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またも同僚との会話で恐縮なのだが、「日本史を研究するって具体的にどういうことなんですか。もうあらかたのことはわかっちゃってるんじゃないですか、とくに最近のことは」ということをたまに言われる。  たぶん私だけでなく、歴史学を専攻していた人は、同様の経験をお持ちなのではないかと思う。別に同僚や友人だけでなく、私は親にも言われる。そしてそのたびに「こんなにも理解されていない」というやるせない思いを押し殺しているのではないか。  実際この問題は大学1年生だった私を激しく悩ませた上に、なまじ概論の試験に「大学で歴史

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教育

新聞記事による帝国図書館探訪(1) - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

新聞記事による帝国図書館探訪(1)史料, 図書館史先日、連休を利用して図書館で古い新聞記事を漁っていたら、大変変わったものが見つかった。いくつかの図書館史の文献をみるとたまに引用されているようなので、別段珍しいものでもないのだろうが、ブログにあげて紹介してみる。記事は履霜生という人の「帝国図書館」と題するもので、陸羯南が主催する『日本』の「雑録」欄に、に明治35年(1902)末から翌月にかけて何度かにわけて連載されたものである。 陸羯南 (人物叢書) 作者: 有

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人文系の情報特性についての更なる蛇足 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

人文系の情報特性についての更なる蛇足図書館, 図書館資料論, 史料 大学図書館についてものを言える立場にないくせに、選書の参考になりそうなことをなどと甚だおこがましいことを書いて少し胸がチクチクするので、図書館情報学の分野での一つの見解としてとりあえずこの本の該当箇所を読んでみた。 図書館資料論・専門資料論 (図書館情報学シリーズ) 作者: 伊藤民雄,大串夏身,金沢みどり 出版社/メーカー: 学文社 発売日: 2006

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2012-02-01 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

雑誌の歴史を調べてみる(序ノ口)日本史, 雑誌, 図書館資料論 少し調べたいことがあって、岩波書店『文学』のかなり古い号を繰っていたら、こういう特集があった。猪野 謙二. 他. 文学雑誌をめぐって(座談会). 文学 / 岩波書店 [編]. 23(1) 1955.01. ISSN 0389-4029 岩波書店は1950年代から、『文学』で、毎月一冊ずつ文学雑誌を取り上げて解題を載せることをやっていて、その巻頭を飾る座談会である。なお、岩波は1960年頃から『思想』で、日本の思想雑誌の特集もやっていた

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『中国化する日本』を持ってビブリオバトルに行ってきました。 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

『中国化する日本』を持ってビブリオバトルに行ってきました。日本史, 図書館ビブリオバトル、というものをご存じだろうか。5分間で口頭で書評して、参加者が一番読みたくなった本を競い合う勉強会とエンターテインメントの中間形態のような場である。2007年頃から、京都を中心に関西圏ではじまり、一昨年あたりから図書館系のイベントとしても積極的に活用されるようになり昨年末には全国大会が催された。ビブリオバトルの歴史についてはこちらを。ルールは、いろいろ改良が重ねられつつあるようだが今はこういう形になっている(公式ページ

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社会

雑誌の歴史を調べてみる(2) 木村毅の「日本雑誌発達史」 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

雑誌の歴史を調べてみる(2) 木村毅の「日本雑誌発達史」日本史, 図書館資料論, 雑誌 前回のエントリで取り上げた、木村毅 著. 現代ジャアナリズム研究. 公人書房, 昭和8. 376p  に収録されている「日本雑誌発達史」にどれだけのことが書いてあるか、まとめておきたい。 雑誌の歴史の枠組みについて一定の参考になりそうだからである。 まずざっと目次を掲げておこう。国民之友などは、本文表記に合わせた。なお本論文は1930年9月記と巻末に記されている。 一 最初は和蘭の移入 二 新聞と雑誌の分化 三 明六雑

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教育

雑誌の歴史を調べてみる(序ノ口) - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

雑誌の歴史を調べてみる(序ノ口)日本史, 雑誌, 図書館資料論, 図書館 少し調べたいことがあって、岩波書店『文学』のかなり古い号を繰っていたら、こういう特集があった。猪野 謙二. 他. 文学雑誌をめぐって(座談会). 文学 / 岩波書店 [編].. 23(1) 1955.01. ISSN 0389-4029 岩波書店は1950年代から、『文学』で、毎月一冊ずつ文学雑誌を取り上げて解題を載せることをやっていて、その巻頭を飾る座談会である。なお、岩波は1960年頃から『思想』で、日本の思想雑誌の特集

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『歴史学および日本文学研究者に対する実態調査からみる人文科学系研究者の情報行動』を読んだ。 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

『歴史学および日本文学研究者に対する実態調査からみる人文科学系研究者の情報行動』を読んだ。歴史学, 日本史, 図書館, 読書メモ本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、昨日、素晴らしい報告書を発見してしまい、小躍りして人に紹介しまくっていたのですが、ただ紹介するだけでなく、どの部分に感銘を受けたかについて、少し紹介させていただきたいと思います。ここから、いつもの文体でご容赦を。報告書の概要 その報告書とはこちら 松林麻実子・岡野裕行『歴史学および日本文学研究者に対する実態調査からみる人文科学系研究者の

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教育

和田敦彦『越境する書物』読書メモ - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

図書館史, 読書メモ前置き 久しぶりにブログを書いてみる。 最近読んで感銘を受けた本ということで、こちらの読書メモを。 越境する書物―変容する読書環境のなかで作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2011/08/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (6件) を見るそこに本がある、ということは当たり前とはほど遠い「出来事」である。その本はいつ、誰によって、どうやってもたらされたのだろうか。そしてまたそのような疑問を明らかにすることに、どのような意味がある

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教育

電子書籍についての一夜漬的感想 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

電子書籍についての一夜漬的感想出版, 電子書籍 先日、某研修を受講した結果、電子書籍が普及すると図書館ではどういう課題が出てくるか2000字で述べなさい、という課題を出された。いままでずっとスルーして来たのだけれど、しかしいわゆる「電子書籍元年」から1年経ったのに、ただ無関心を貫いてもいられないのかな、と思って、一念発起して色々調べてみた。 すでに、昨年のいわゆる「電子書籍元年」の間に出た電子書籍関連の本にはどのようなものがあるのか、まとめたサイトがあり、またちょっと検索しただけでも、以下のようなまとまっ

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山梨あや『近代日本における読書と社会教育』読書メモ - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

山梨あや『近代日本における読書と社会教育』読書メモ図書館史, 読書メモ 近代日本における読書と社会教育 作者: 山梨 あや 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 2011/02/21 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログ (2件) を見る  書評が出

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社会

ある「あとがき」の話 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

ある「あとがき」の話 歴史は何のために書くのか。この手の質問を人からされたら、私は嫌な顔を隠せとおせないだろう。ただ、昨日のエントリについてそういう疑問が生じたかもしれない…という懸念は、私のなかにもあって、やはり不十分な文章をパブリックな場にあげても傷つくのは私自身だという反省も、自戒も、今ともにある。 研究費の申請や何やらで、研究の意義を語らなければならないということは、個々にある。個々にあるのだけれど、何故お前は歴史を書くのか、という風な問いの形式で出されると、なんだか面と向かって「何故お前が生きて

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高校日本史と大学の日本史研究のあいだ - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

高校日本史と大学の日本史研究のあいだ またも同僚との会話で恐縮なのだが、「日本史を研究するって具体的にどういうことなんですか。もうあらかたのことはわかっちゃってるんじゃないですか、とくに最近のことは」ということをたまに言われる。 たぶん私だけでなく、歴史学を専攻していた人は、同様の経験をお持ちなのではないかと思う。別に同僚や友人だけでなく、私は親にも言われる。そしてそのたびに「こんなにも理解されていない」というやるせない思いを押し殺しているのではないか。 実際この問題は大学1年生だった私を激しく悩ませた上

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教育

歴史的資料を図書館に見に行く - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

歴史的資料を図書館に見に行く 以前同僚に昨日書いたような歴史的資料の話をしたら、その重要性はわかったんだけれど、じゃあどうやって探すんだ。ということを言われた。確かにそれはもっともな話である。 そもそも史料とは何か。これについては古典がいっぱいあるのだけれど、大学院に入る時に古文書学の試験があるので、前近代についてはこれを 古文書学入門 作者: 佐藤進一 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 2003/03

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人文系必読書をめぐる議論について・その3 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

人文系必読書をめぐる議論について・その3 正直に告白すると、私は本を読まない高校生だった。いや、中学生のころも小学生のころも、読まなかった。 そもそも高校2年の秋まで美大進学をかなり本気で考えていたので、活字の本などむしろ邪魔だくらいに思っていた。そんな人間が今図書館で働いているのだから、世の中はわからない。(余談だが、なので子どもの頃の思い出の本が、私にはない。絵本とか小説とか好きな作品を熱っぽく語る同僚に会うと、恨めしそうな羨望のような目で反射的に見てしまう癖が今も抜けない) それでも難しくてもとにか

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人文系必読書をめぐる議論について・その4 - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

人文系必読書をめぐる議論について・その4 まだこの話題で続ける気なのか、と自分でも思うものの、図書館の選書業務の参考になることを一切書いていなかったので、そちらの補足を。 なんだかこれまでのエントリといきなり矛盾するようだが、大学図書館の蔵書でどの図書館も持っている本は読んだ方が良い。という発想は、一つの手段として悪くないと思っている。私が嫌なのは、それが「必読」という多分に義務的な発想と結び付いたときに発生する諸々の事象であって、マストでは無くベターだ、と言われる限りにおいては、全く反対する気にはならな

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教育

人文系必読書をめぐる議論について - みちくさのみち d.hatena.ne.jp/negadaikon

人文系必読書をめぐる議論について 先日、友人と以下のようなやりとりがあった。 専攻の異なる人文系出身者が議論するときに、「必読」とされているような本について、これから参入する学生さんがどうやってそれを探すかという話だ。 そこで、主要な文献を探すにあたって例えば大学図書館の所蔵数はキーになりうるんじゃないかという意見があって、なかなか面白い発想と思ったのだけれど、同時に何か自分のなかに引っかかるものがあって、そういうはかえってよくないんじゃないかと反対をしてしまった。 そのときは何がひっかかったのか上手く言

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